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主に光モノ工作の忘備録

激安3Dプリンタ Kingroon KP3Sを購入した(前編)

初めに

今年からTwitterを始めて、主にLEDテープを使った工作品を発表してきました。 それまでは自分の子供のためのおもちゃ的な工作をぼちぼちやっていただけだったのですが、アウトプットを始めてからというもの次々とアイデアがわいてきて、色々なものを作ってきました。
作り続けているうちに痛切に感じているのが自分の工作技術の低さです。
LEDテープとマイコン(主にM5製品)以外の材料は基本的に100円ショップで購入しています。それをハサミやセロテープといった基本アイテムで工作してきたのですが、いよいよ壁にあたりました。 そこで思ったのが「3Dプリンタが欲しい!」

3Dプリンタ

実は3Dプリンタは仕事で使っています。
10万円以下、数十万円、数百万円というグレードのものをこれまで扱ってきました。全てFDM式のものです。
さすがに数百万円のものは安定性が違いますが、正直数十万円以下のものはそんなに違いがない印象です。ノズルが詰まることも多いですし、プレートから剥がれたり反ったりすることも多かったです。
特に悩みの種だったのがプリント途中での失敗で、これを監視するためにフィラメントロールに加速度センサをつけて途中で止まっていないかモニタするということをしたこともあります。その程度には3Dプリンタを扱ったことがありました。

3Dプリンタ購入の決意

仕事で使うならまだしも個人で3Dプリンタを持つということは考えてませんでしたが、Twitterを始めてからというもの、個人で持っている人がとても多いことが分かりました。フォローしてる人の半分くらい持っている印象です。 そこでこんなツイートをしてみたら、

50超のいいねがあり、このツイートだけでフォロワーさんが5名くらい増えました。改めて3Dプリンタ個人持ち勢のパワーを感じました。 これだけ背中押されたら買うしかないでしょう。

3Dプリンタの選定

5年ほど前に仕事用の3Dプリンタを選んだことがありました。設備にしたくなかったので20万円以下という条件で探したら思いのほか安いのが多くて、10万円くらいのやつを選びました。
安いなりの働きはしたと思いますが、ノズルつまり、ベットへの固着などでそれなりに苦労しました。この経験でFDM式の3Dプリンタに関する知識を得ることができました。
そして今、個人で3Dプリンタを持つことが珍しくなくなったと感じていますが、いろんなメーカーからいろんな機種が出ていて、何を選んだらいいかわからなくなってしまいました。
こういう時に頼りになるのは、からあげ先生のブログです。ただ、さすがに3Dプリンタは持ってないかもと思ったらしっかり持ってました。しかも2台目も。 karaage.hatenadiary.jp やはり2台目は扱いやすさ重視で選定されたようで、キャリブレーションの簡単さを強調されてます。苦しんだことのある私としても全くの同感なので、同じものを買おうかと思いましたが、値段が…なかなかです。家族に内緒で買うつもりなのですが、この値段はバレたら確実に怒られちゃうレベルです。これを許してくれるからあげ先生の奥様ステキです。

さてどうしようかとツイートしたら

おススメを教えていただきました。ありがたや。 adventurer3 全然知らなかったです。(5年前の選定時の知識でとまっている)
サイトを見ると「キャリブレーション不要」という胸をうつワードが。値段も6万円くらいということで、自分が想定していた価格帯です。これにしようかと思ったのですが、「造形サイズ150ミリ角」
あぁー。今まさに作りたいと思っているもののサイズが175mmだったのです。
この条件は外したくはないと思い、次に情報を得たのが、これまたTwitterでフォローさせていただいているReiyaさんです。

KingroonというメーカーのKP3Sをプッシュしておられます。自身もこれを2台も持っているようです。この方、学生なのに3Dプリンタ7台持っているというツワモノです。 Amazonの商品ページを見ると「印刷スペース180x180x180mm」& 「価格:¥19,999」という激安ながら自分の欲しているスペックを満たしています。ちょうどその日がAmazonのポイントアップキャンペーン中ということもあり、即決でポチってしまいました。
後編へ続く。

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