M5Stack プロトモジュールの基板データを開いて寸法を測ってみた。
本記事は2021/4/12の情報です。
OS: Windows10
初めに
M5Stackのアクセサリにプロトモジュールという拡張用のボードがあります。
www.switch-science.com
しかしながらこのボード、MBUSコネクタから配線が引き出されていないため、コネクタの足に直接ワイヤーをはんだ付けして配線するという、若干残念な代物です。基板設計できる人であればボードを自作したくなります。
基板自作にあたって、一番必要なのはMBUSコネクタの位置寸法ですが、公式にはこの寸法図はないようです。
基板データ発見?
M5StackのGitHubを散策していてそれらしいデータを見つけました。
GitHub - m5stack/M5-3D_and_PCB
ここに PROTO.stl と PROTO_254.PcbDoc というファイルがあります。
PROTO.stlはプロトモジュールの筐体のデータでした。
PROTO_254.PcbDoc はボードのCADデータである可能性高そうです。
拡張子からAltiumのデータだと見当つきます。実は私、基板CADには詳しく、基板設計だけでなくCADのシステム管理などしていたこともあります。Altiumもちょっとだけ使ったことがあります。
Altium Designer でデータ開いてみる
Altium のホームページ
https://www.altium.com/jp でAltium Designerビューワーの無償ライセンス(有効期間6か月)を手に入れます。
名前、電話番号、メールアドレス等を登録すると、すぐにメールが届きます。メールにダウンロードのURLとライセンスの設定方法など記載されているので、その通りに進めれば簡単にセットアップできました。特に詰まるところはありませんでした。
データを開いてみると、
どうやら当たりのようです。
主要な寸法を測定
MBUSコネクタの下にあるので分かりにくいですが、位置固定用のボス穴があります。これ入れておかないとコネクタの実装するときに位置決めるの大変なので、自作する場合忘れずに入れましょう。