PikaPikaLight

主に光モノ工作の忘備録

立方体万華鏡を3D CADでデザインしてみた

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はじめに

立方体万華鏡の説明と作り方はこちらの過去記事を参照ください。 pikapikalight.hatenadiary.com

違う模様のものを作りたいと思ったのですが、模様は鏡の裏面を削ることで作るので簡単に試すことができません。 そこで3D CADを使って簡単にシミュレーションすることを考えました。

3D CAD

今回使用したのはRSのDesignSpark Mechanicalです。 www.rs-online.com 3D CADに詳しいわけではないですが、このCADは自分が使ってるごく普通のノートPCでも軽々動いて、オペレーションも直感的なので愛用しています。

ポイント

DesignSpark Mechanicalの基本的な操作方法はクイックガイドに従って練習すれば簡単に習得できると思います。
立方体万華鏡をデザインするにあたってのポイントのみ解説します。

正方形の面に図柄を書く

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面をコピーして3面合わせる

3Dモードにすると書いた図柄は一つの面(Surface)になります。これをコピーして実際の配置に合わせます。 f:id:PikaPikaLight:20210530202741p:plain

3つの面を1つのコンポーネントにする

3つの面を選択して右クリック→新規コンポーネントに移動 とすると1つのコンポーネントとして扱うことができます。 f:id:PikaPikaLight:20210530203043p:plain こうすることで簡単にコピーできるようになります。

コンポーネントをコピーして1ブロックを作成する

コピーして移動して回転してを繰り返してこのような図形を作成します。 f:id:PikaPikaLight:20210530203720p:plain

コンポーネント8個をコンポーネントにしてさらにコピー

複数のコンポーネントをさらに1つのコンポーネントにすることができます。 f:id:PikaPikaLight:20210530204202p:plain
これをコピーして移動してを繰り返してこのようにします。 f:id:PikaPikaLight:20210530204404p:plain
これをCAD上でグリングリンすることで実際の万華鏡をシミュレーションすることができます。

新しいデザインを考える

CADを使うことでデザインをシミュレーションできるようになりました。
誰もやっていなそうなデザインを考えて実際に作ってみました。