立方体万華鏡をLEDテープを使ってピカピカさせてみた
立方体万華鏡 CUMOS
ヤマザキミノリ氏
が発明された立方体万華鏡 CUMOS という、鏡を6面組み合わせて作る、とても幻想的な万華鏡があります。
立方体万華鏡CUMOSから光のオブジェ、空間演出デザイン、光のインスタレーションまで一貫して展開。海外国内でふしぎなのぞき箱ワークショップ開催、アートアクティビティも多数。 pic.twitter.com/4ztAdAG5ZH
— ヤマザキミノリ Minori Yamazaki (@MinorinY) 2018年10月21日
私がCUMOSを最初に知ったのはこのツイートです。作り方の動画もありました。
こちらでは色を付けるのにマジックを使っていますが、これをカラーLEDでやったらキレイなんじゃないかと思って実際に作ってみました。先日バズった「立方体万華鏡」ですが、ヤマザキミノリ名誉教授に確認を取り、当館公式YouTubeに作り方を公開させていただけることとなりました!
— 佐賀県立宇宙科学館 (@saga_space) 2020年8月2日
この動画を見て、ぜひおうちでもチャレンジしてみてください!(自分の目で見ると本当に感動します✨)https://t.co/u4jHGonBY1 pic.twitter.com/GXgxnt6END
材料
- 正方形のアクリル鏡 6個
自分は100円ショップ(キャン★ドゥ)で購入しました。 WS2812B LEDテープ
LEDの間隔が狭いもののほうがいいと思います。 自分が使ったのはこちらArduinoマイコンボード
自分が使用したのは M5Atom Lite です。 www.switch-science.com M5Atom Lite との接続にはGroveケーブルを使用しました。
作り方
まずはCUMOSを作成します。
CUMOSの作り方を紹介しているページがありますので、そちらを参考にして作成しました。
おうちで自由研究道場【立方体万華鏡】
国立大学56工学系学部ホームページ
こちらではマジックやセロハンで色を付けていますが、その代わりにLEDテープを使用します。
鏡に線傷をつけたところにWS2812B LEDテープ を貼ります。
WS2812B LEDテープ はハサミで好きなところをカットして分割できるようになっていますので、鏡の大きさに合わせてカットし、ワイヤーをはんだ付けして配線します。 こんな感じです。(雑な工作ですいません)
M5Atom Lite への接続はGroveケーブルの片方を直接LEDテープ にはんだ付けしました。
これでハードは完成です。
コード
ArduinoでプログラムしてLEDテープを点灯させるわけですが、
Adafruit_NeoPixelライブラリのサンプルプログラムをそのまま使うのが簡単です。
ただし、M5Atomに使われているESP32マイコンだとAdafruit_NeoPixelライブラリは完璧には動作しません。LEDの数が多いと誤点灯します。今回は誤点灯してもそれほど影響ないので、このライブラリを使いました。
github.com
githubからライブラリのZIPをダウンロードし、ArduinoIDEにてライブラリインクルードをします。
サンプルプログラムのstrandtestがいい感じの点灯パターンです。
修正するのは2か所だけ。LED制御信号のピン番号とLEDの数の設定だけ直せばOKです。
LED_PIN はM5AtomのGroveポートの26番ピンを使っているので26に、
LED_COUNT は今回72個使っているので、そのように修正します。
// Which pin on the Arduino is connected to the NeoPixels? // On a Trinket or Gemma we suggest changing this to 1: //#define LED_PIN 6 #define LED_PIN 26 // How many NeoPixels are attached to the Arduino? //#define LED_COUNT 60 #define LED_COUNT 72
プログラムを書きこめば完成です。
strandtestによる点灯パターンの様子はこちら
裏側がどうなっているかお見せします。作り方のブログ記事も作成中です。 pic.twitter.com/cnebAc9xuf
— PikaPikaらいと (@KPmilk3) 2021年5月2日
消費電流確認
WS2812B LEDテープを使用するときは消費電流に気を付ける必要があります。
strandtestプログラムで72個使った場合の消費電流を簡易的にUSB電流計で測ってみました。
M5Atomの分も含めて最大320mA@5V でした。結構大きいですが普通のモバイルバッテリーで給電可能な値でした。
これ以上だとちょっと気にしないといけないと思うので、プログラム改造するときはこれ以上明るくしないよう注意必要と思います。
ツイッターにあげた動画
#MFKyoto2021 #作品発表
— PikaPikaらいと (@KPmilk3) 2021年5月1日
立方体万華鏡CUMOS をLEDテープでピカピカさせたものです。
アートという事で。 pic.twitter.com/Hzqrl7YFA1
#立体万華鏡 #cumos はヤマザキミノリ名誉教授の考案だそうです。素晴らしいアイデアに敬服します。
— PikaPikaらいと (@KPmilk3) 2021年2月8日
自分はこちらの動画の作り方を見て、カラーペンの代わりにカラーLEDテープを貼ってプログラムでチカチカできるようにしました https://t.co/n5sWyPivqu pic.twitter.com/lNiy9Gt5WH
こちらの #立体万華鏡 をLEDテープ使って作ってみました。
— PikaPikaらいと (@KPmilk3) 2021年2月5日
点灯パターン変えても面白そう。 https://t.co/07MKSZ71Wc pic.twitter.com/FyeP4kq56B
#立体万華鏡 #万華鏡
— PikaPikaらいと (@KPmilk3) 2021年2月9日
外と内の世界はこんなにも違う pic.twitter.com/1HD0D2qi9W
#万華鏡 #立体万華鏡
— PikaPikaらいと (@KPmilk3) 2021年2月8日
ランダム点灯にしてみた。 https://t.co/i0oAhP1uPX pic.twitter.com/UDl4EVUmPo
#立体万華鏡
— PikaPikaらいと (@KPmilk3) 2021年2月9日
全体が徐々に変化するパターン
これもなかなかいい感じ😃 pic.twitter.com/bdzBZb7Anb